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REQUIEM館

新章:ようこそアカデミーへ

ジリリリリリリリリリ
けたたましい音が部屋中に響く。
現在の時刻は朝7:00とめざし時計が時刻を記していた。
「んーーーー」
どこからともなく手がにゅーーーっと伸びてくる。出てきた場所を見るとベットの中からのようだ。
カチっという音をたてて目覚しい時計の音が止まる。
「ふぁぁぁぁ」
大きな欠伸をしながらもベットからもそっと170cmくらいの青年が出てくる。
「えっと今日は登校日だったような」
青年はカレンダーをチェックするとそこには8月10日と記されて日付の上には赤く丸がされていた。
青年は面倒くさそうに鞄の中身を整理すると制服に着替えだした。どうやらブレザー指定の学校のようだった。
遅くなったが青年を紹介しよう名前は羽山 透、年齢は16歳のとある公立学校の高校生。
取りえや特技といったものもほとんどない、極々一般の高校生であった。
この物語はこれから彼が経験する、普通ではないお話。

「おう透、元気にしてたか」
学校の席に着くと知り合いが話しかけてきた。
「元気にはしてたかな。普段と全然変わりはないさ」
「ほほう、でさ3組の加藤がさ彼女つくったらしいよ」
「へー」
ありきたりな話をする。特にこれといった変わった話はなかった。
「そういやさ、今話題のオンラインゲームがあるんだがなんて名前だったかな透は知ってるか?」
「いんや、全く」
透は首を横に振って答える。
「なんでも、最近始まったらしくてさ結構な人気が出てるんだってさ」
「ああ、俺もそれ聞いた。結構期待されてるんだってな」
透は友人達の話を聞いてフーンと相槌を打っていた。
聞いてる話をまとめると2Dキャラを動かしてモンスターを倒していくゲームのようだ。
キャラには様々な職が存在してそれを極めていくゲームでもあるらしい。
「面白そうだね」
透も友人達同様に興味をもったようだ。
わいわい話してると突如透の頭に声が聞こえた。
(見つけた)
透は辺りを見回す。
「どうした透、何かあったか」
友人が訝しげに透をみた。
「今、見つけたって声が聞こえたんだが」
「夏休みボケして幻聴きいたんじゃないのか」
友人達はケラケラと笑って冗談をいう。だが透は納得できないのか考え込んでいた。
その後は声は全く聞こえることもなく。
HRを迎えそれも何事もなく終わる。
終わるはずだった。
「それでは、残りの夏休みも有意義に過ごしてくださいね」
「起立」
担任の言葉に委員長が号令をかける。
生徒達は立ち上がる、透も立ち上がる。
その時異変が起きた。
(見つけた。見つけた見つけた見つけたーーーーーー)
先程聞こえた声と同じ声が透の脳にガンガンと響き渡る。
透は頭を抑えながら辺りを見回す。その時に気づいた。
先程までいたはずの生徒や担任がその場に居なかったのだ。
透はよろめきながら壁にもたれかかった。
「一体なんなんだ」
あまりの事態に透は混乱していた。
そして足下が光り始めた。
「うわ!!!」
透は教室の扉をあけようと走るが遅かった。
足下に円ができその中に六芒星が浮かび上がる。周囲にはよく読めない記号もうかんでいた。
僅かに遅れて次は天井が光り、次の瞬間は透の意識は失われた。


その時とある世界で一つの流れ星が大空を流れた。
「流れ星、か何度も見てるはずなのにあれは今までと違う」
1人の青年が広大な砂漠を歩きながらその流れ星を見つめた。
「それではいってきます」
まだ少年とも見える男の子は室内にあった写真立てを伏せてから家をあとにする。


ズドーーーーーーン
大きな音を立てて
透は地面に墜落をした。かなりの高さから落下したようにも見えたが膝をすりむいただけであった。
「てて、なんだよいきなり・・・・・・どこだここ?」
透はキョロキョロと見渡すがあたりは平原で他には全くといっていいほど何もなかった。
「どうされました?」
突如背後からの声に透はびくっと跳ねながら振り返った。
そこには修道女のような格好をした女性が前かがみになりながら透を見下ろしていた。
女性は透を見てにっこりと笑顔をしてみせた。
どこぞのハンバーガーショップのスマイル0円とは違い温かみがあった。
「見たところ、異国の土地の人ですね。あら怪我をしてますね。じっとしててください」
女性は透の膝の前に手を捧げると小さく祈り始めた。
「主よ、傷つき迷える者に癒しの雫を」
<<ヒール>>
透の膝の傷がみるみる内に消えていく。透は何が何なのかよく分からずただじっとしていた。
「ふぅこれで大丈夫ね。ってあれどうかしましたか」
呆然としている透をみて女性は訪ねた。
「貴方は一体何者ですか。傷を一瞬で治すなんて普通じゃない」
我に返った透は後ずさりながら女性を見た。
「えっともしかして魔法をご存知ないのですか」
「マホウ・・・」
透は素頓狂なこえで女性の言葉を繰り返した。
「はい、私プリーストですから治癒系の魔法が使えますね」
「プリースト?治癒系の魔法????」
もう透には訳が分からなくなっていた。これ以上何か言われるようなら脳がオーバーフロー起こしそうであった。
「えーっと、何だか本当にわかってなさそうですね。それならアカデミーに行ってみて下さい。受付でアイラの推薦でといってもらえれば大丈夫だと思います」
女性は杖を掲げるとまた祈りを始めた。
「時空の管理者よ、主の代行者たるアイラが命じます。彼の者をあるべき場所へと導きたまえ」
<<ワープポータル>>
女性の声の後に白いゲートが浮かび上がった。
「これに乗ってください。後はその先の受付で話を聞けばわかります」
透は半身半疑ではあったがこれ以上ここにいても何も分からないことだけは分かっていた。
女性の勧めを受け入れゲートに乗った。空間が暗転してすぐに別の場所が浮かび上がった。
「あらあら、いきなりここにくるなんて珍しいわ。何かありましたか」
正面に机があり、そこには中世のような格好の金髪の女性が立っていた。
「えーっと」
透は困り果てた顔をした。何か言わないといけないんだが・・・
透の目に映ったのは金髪の女性の隣に受付とアリアと書かれたネームプレートが立っていた。
「あっ、アイラさんって方の推薦でここにきました」
受付の女性が目を見開いて驚いていた。
「アイラの推薦って。ちょっとまってね」
受付の女性が手を翳すと何もないところにコンソールが現れた。
「!!!!!」
いきなりの出来事に透は今日何度目かの驚愕を覚えた。
「確かに登録されてるはねあなた名前は?」
受付の女性は半身半疑で尋ねてきた。
「とお・・・・・Bit=Crowd(ビット=クロード)です」
「Bit=Crowd君ね。よし、これで手続きは完了。今日からビット君はアカデミーの一員となってもらいます。部屋はこの廊下を突き当たりに行ったら階段があるからそこを上ってね2階の5号室、205が今日から貴方の部屋になるわ」
受付の女性は透もといビットに鍵を渡す。どうやら部屋の鍵のようだ。
「これから貴方は新たな人生を迎えるために色々と勉強をしてもらうわ頑張ってね」
透は完全に頭がパンク状態でただ頷くだけであった。
そんな姿を見た受付の女性は笑いそうになっていた。
「ふふっ、ようこそ冒険者アカデミーへ」
これよりビット(今後はこちらの名前を使います)の冒険者生活が始まる。


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この記事のコメント

ちょwwwwww何をしてんねんwww


HNをどうすればいいんだwww


てか最近更新ペース早いですね
2010-03-23 Tue 03:23 | URL | びっちょ #SFo5/nok[ 編集]
なるほど・・・今度はそう来ましたか

ヒールの時点で何かしら掴んだ私も私だがw

見てますぜ|ω・)
2010-03-25 Thu 23:17 | URL | 狐 #-[ 編集]

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